【シンク能改変イネの開発目的】
シンク能改変イネ系統は、籾数や粒重に関与する遺伝子に対し特異的に変異を挿 入することで、穂の形態や米粒の大きさ、数などのシンク能強化を目指したイネ系 統です。
シンク能力が高まることで澱粉を蓄積する器が大きくなり、最終的にはイネの収 量増加に寄与できるかを調査する目的で、当該イネを開発しています。
【改変する方法】
シンク能改変イネは、Streptococcus pyogenes由来「Cas9 ヌクレアーゼ遺伝 子」と、ターゲット遺伝子上でCas9 ヌクレアーゼが働くようにするための「ガイド RNA配列」を導入したイネ系統です。
Cas9ヌクレアーゼは2本鎖DNAを切断する酵素で、ガイドRNA配列と複合体を形 成することで、部位特異的な2本鎖DNAの切断を誘導し、ゲノム編集のツールとして 利用します(CRISPR-Cas9システム)。
【改変する形質】
シンク能改変イネの
平成29年度隔離ほ場栽培実験
農研機構 生物機能利用研究部門
【実験に供試する遺伝子組換え系統】・NIAS16-OSCas-Gn1a ・NIAS16-OSCas-TGW6
【実験概要】
栽培実験は、「第4事業場 高機能隔離圃場」の右 図の2区画で行います。
栽培実験期間は、平成28年5月中旬(田植え)~ 平成29年1月(調査終了)の予定です。
Cas9遺伝子とガイドRNAを導入 したイネ系統
圃場配置図
21m
北
水田6
水田2